25番札所 宝珠山眞言院 津照寺(しんしょうじ:つでら)

25番札所 宝珠山眞言院 津照寺(しんしょうじ:つでら)

室戸のまちの小高い山に本堂を構える津照寺は、大同2年(807年)弘法大師が漁業と海上の安全を祈願して、高さ1mほどの延命地蔵菩薩を刻み本尊としたとあります。
土佐藩初代藩主山内一豊公が船でこの地を通った時、にわかに風雨が強くなったため神仏に無事を祈ったところ、突然現れた異僧が船の楫をとり、無事港に入ることができたとあります。後にこの異僧を追いかけたところ、津照寺の本堂に消えていき、傍らの本尊がびしょ濡れであったという逸話が残されています。それ以来、この本尊は揖取地蔵とよばれ、多くの船人から信仰されるようになりました。お寺の大切な行事の時などにご開帳されます。

【所在地】〒781-7102 高知県室戸市室津2652-イ
【電話】0887-23-0025
【アクセス】高知東部交通「室戸」下車、徒歩5分