26番札所 龍頭山光明院 金剛頂寺(こんごうちょうじ:にしでら)

26番札所 龍頭山光明院 金剛頂寺(こんごうちょうじ:にしでら)

金剛頂寺は、行当岬から連なる三角山の頂き近く、標高200mの高台にあります。諸説ありますが、大同2年(807年)に弘法大使の精舎建立により開基された説が有力です。開山の頃は三角山と号していましたが、龍頭山と山号を改めました。

本尊は弘法大師自らが刻んだ薬師如来像です。この如来像は、お堂が完成したときに自ら歩いてお堂の中に入り、鎮座したと伝えられています。それ以来、この如来像は秘仏となり、千数百年の間人の目に触れたことはありません。

境内の霊宝館には、弘法大師が背負って歩いた旅壇具や朝鮮高麗時代の鐘、平安末期の阿弥陀如来座像、白鳳時代の観音菩薩像、鎌倉時代の真言八祖像、経典、密教法具等の国の重要文化財が保存されています。
明治初年まで女人禁制でありました。

【所在地】〒781-7108 高知県室戸市元乙523
【電話】0887-23-0026
【アクセス】高知東部交通「室戸」下車、徒歩5分